twitter及び匿名掲示板等で、にわかにざわついています。
今年3月に金融庁より業務改善命令が出されていたソーシャルレンディング事業者ラッキーバンクで、控え目に書いても複数(おそらくかなり多数)のファンド案件につきまして、融資者宛へ返済遅延のお知らせが届いている模様です。
ラッキーバンクは前々から融資先が同族経営の色が濃いのがあったこと、また3月の業務改善命令から会社として明確な回答を出せていなかったことなど、不穏な動きを見せていた形ではありますし、先日デフォルトを引き起こした「みんなのクレジット」同様、もしくはそれ以上のケースに発展する可能性は、残念ながら低くないと思われます。
また、これはソーシャルレンディング業界にさらなる冷水を被せることにもなりますので、今後各社の淘汰・再編の呼び水となってしまうかもしれません。ラッキーバンクに融資をしていない私でもソーシャルレンディング業界の混乱は望む所では全くありませんし、何よりまず融資者皆様の心情を慮りますと、あまり被害が拡大しないことを祈るのみです。
しかし、案件単体の問題で遅延やデフォルトになるのはソーシャルレンディングとして当然のリスクなのでともかくとして、特に今件は運営会社そのものの問題要素が非常に強いものですので、この辺りは法整備等で日常の監視体制やその他対策などもう少しなんとか出来ないものでしょうかね。